遊ばせ心一杯の店 祇園波木井
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お知らせ

当店が最近冊子に紹介されました。掲載された一文をご紹介します。
百人一首 冷汗駄句駄句
 遊び心を持たぬ人、洒落の分からぬ人、不粋な人は入店無用の店である。主人は遊ばせ心一杯で客と接する。それは努力すれば身につくと云うものではない。都々一が本職の素人。役者、芸人、芸者が金を払ってその芸を楽しみにくるからスゴい。最近店を移ったが造作は変えてない。靴を脱ぐがお座敷ではない。塗りのカウンターの中で三味線を爪弾く。見えぬ処に宝を持つらしい別嬪のママの創る京風小鉢。祇園、先斗町の奇麗どころを引き連れて繰り込んできたお客人、これぞ京都花街ならではの風景、新内にも似た哀切たる喉での猥褻なる都々一に笑いが拡がる。もともと都々一の原点は艶にある。もう二十数年京都の夜はここで締めくくることにしている。あー楽しかったと遊んだつもりが遊ばれていたことに気づいても矢張り楽しい。
波木井さん、まだまだ…。
中田昌秀著 たる出版より抜粋